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福井で「緑の庭の子どもたち」原画展 宮下奈都さんの連載エッセー挿絵50点

展示作品の一部

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 福井市の書店「じっぷじっぷ 文京店」(福井市文京2、TEL 0776-25-0516)で4月21日、「緑の庭の子どもたち おまりイラスト原画展」が始まる。

色鉛筆の着色やコラージュなどを施した同展のDM

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 福井県勝山市在住のイラストレーター森石おまりさんによる展覧会。福井市在住の作家・宮下奈都さんのエッセー集「緑の庭で寝ころんで」の基となった、福井新聞折り込み情報誌「月刊fu(ふう)」連載エッセー「緑の庭の子どもたち」約4年分の挿絵を展示する。

 同店2階に顔料ペンや色鉛筆などの画材で描いたイラスト約50点を展示する。「編集者を介して送られてきた宮下さんの原稿を基に2~3日掛けてイラスト案を練る。エッセーのネタバレにならないよう配慮するが、ポイントを外すさじ加減が難しい」と話す。

 「届いた原稿を読んで、ひと泣きしてから制作に取り掛かる」とも。「私にとって宮下さんは『泣かせの名人』。短いエッセーにもどこか1カ所は泣いてしまう一節があり、本人に伝えると『その一節で泣くとは』と不思議がられることもある」と笑顔を見せる。

 エッセーは宮下さんの子どもをテーマにした内容で、森石さんは「宮下さんに初めてイラストを見てもらった時、『似顔絵でなく森石さんがイメージする宮下家の子どもを描いてもらえれば』と言われて伸び伸び描く勇気が出た。会場には『fu』誌面も置く予定で、来場者の方と一緒に楽しくエッセーの話をできれば」と話す。

 開催時間は、月曜~土曜=10時~20時、日曜・祝日=13時~19時。入場無料。4月30日まで。

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