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福井・あわらの「aCUBE Cafe」刷新 地元野菜使ったイタリアン売りに

「出店の勧めを受け、建物も立地も面白いと思った」と岡本さん

「出店の勧めを受け、建物も立地も面白いと思った」と岡本さん

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 福井県あわら市にある「aCUBE Cafe」(あわら市春宮1、TEL 0776-65-1045)が8月1日、リニューアルした。

同店が入居する1号館など、直方体型の建物5棟が並ぶ同施設。多目的レンタルスペースも

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 JR芦原温泉駅近くの交流施設「金津本陣にぎわい広場」敷地内にある同店。2015年のオープン以来、同市ゆかりの競技かるた漫画「ちはやふる」のイベント会場やカフェとして使われてきた建物を、イタリアンメニュー中心のカフェレストランとして刷新した。

 店舗面積は約19坪。席数は、テーブル24席、カウンター3席。フードメニューは、パスタランチ(980円・1,380円)や肉料理ランチ(1,800円)など。「あわら野菜とベーコンのオイルパスタ」「宮城県産豚肩ロースのグリル」など仕入れた食材によって内容を変える。

 ドリンクメニューは、福井市にあるコーヒー豆店「Sunny Coffee」から取り寄せているというコーヒー(400円)など。ティラミス、パンナコッタ、季節野菜のシャーベットなどのデザートメニュー(500円~)も用意する。

 店主の岡本充広さんは福井市出身。20代の時にイタリアへ渡り、各地の料理を食べ歩いた後、坂井市内の農家レストランで腕を振るった経歴を持つ。「独立開業を模索する中で、あわら市商工会青年部の関係者から出店を勧められた。商工会をはじめとした周囲の支援もあり、自分自身が周りから求められていると感じて開業を決めた」と振り返る。

 こだわりを持って買い付けているという食材には、地場産の野菜も多い。「地元野菜の種類が多いのが、あわら・坂井エリアの魅力。何年も仕入れを続けながら自分好みの農家のデータを積み重ねた」。育ちすぎたキュウリを活用したドレッシングを作るなどの工夫も凝らす。

 お薦めの地元野菜を店内で販売したいという考えも示す岡本さん。「産地ごとという分類だけでなく、市内の農家と連携できる仕組みを作り、作り手ごとという見せ方でも野菜を紹介することができれば」と意気込む。

 営業時間は9時~18時。火曜定休(祝日の場合は翌日)。

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