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福井・下馬中央公園で「相席ピクニック」-20メートルのレジャーシートに集う

長いレジャーシートの上で子どもも大人も会話が弾む

長いレジャーシートの上で子どもも大人も会話が弾む

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 福井市美術館横の下馬中央公園(福井市下馬)で5月10日、家族連れや地元クリエーターが集う「靑猫さんと相席ピクニック」が開かれた。

「相席のちょっとしたドキドキをピクニックで」と呼び掛ける立て看板

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 福井市内でデザイン事務所を構えるデザイナー野路靖人さんが企画。市販のレジャーシートを約20メートルの長さにつないで、同園芝生広場の一角に設置。11時の開始直後から、SNSでの呼び掛けに応じた家族連れや会社員らが弁当や趣味のグッズを持ち寄り、一枚のレジャーシートの上で「相席」ピクニックを楽しんだ。

 会場では地元クリエーターによるミニイベントも。福井市の週末限定ブックカフェ「靑猫」(板垣)は、同日に向けて選んだ本や雑誌を持ち込み参加者へ無料で貸し出した。福井市在住のデザイナー高嶋由衣さんは消しゴムはんこのワークショップを開き、子どもたちから熱い視線を浴びていた。

 イベントの狙いについて、野路さんは「昔あった、近所同士でしょうゆを貸し借りするような人々の距離感に憧れて始めた。公園にバラバラに集まった家族が一枚のシートを共にして、遊び道具や弁当の共有体験をしてもらえれば」と話す。他方で、「用意する仕掛けはシートだけなので、その仕掛けでどう遊ぶか、自分も含め参加者の知恵が試されている」とも。

 今後も月1回を目標に開催予定。開催日などの詳しい情報は「相席ピクニック」のフェイスブックページで知らせる。

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