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福井駅西口「ハピリンク」でスケートショー 「名門」関西大チーム、観客魅了

SPでの安原さん。「フィギュアスケートに興味を持つ子どもたちが増えるきっかけになれば」

SPでの安原さん。「フィギュアスケートに興味を持つ子どもたちが増えるきっかけになれば」

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 福井駅西口にある複合施設「ハピリン」(福井市中央1)1階の期間限定スケートリンク「すまいるスケート ハピリンク」で2月11日、アイススケートショーが行われた。

「幼いころに通った近くのスケート場が競技人生の始まり」と湯浅さん

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 同14日までのバレンタインイベント「恋するハピリンク」の一環で、同リンクを管理する第3セクター「まちづくり福井」(中央1)が企画。高橋大輔さんや織田信成さんらオリンピック選手を輩出した関西大(大阪府吹田市)アイススケート部の現役スケーター3人が、フィギュアスケートのショートプログラム(以下SP)やスケーティング技術を紹介するデモンストレーションなどを行った。

 演技を行ったのは、湯浅諒一さん(3年)、澤井梨紗さん(同)、安原綾菜さん(2年)の3人。いずれも全日本選手権出場に必要なバッジテスト(=競技能力検定)7級保持者でスケートファンの注目も高く、ツイッターでも「ハピリンクに湯浅くんが来る」「スケヲタにとってはたまらない面々」など開催前から話題となった。

 前日夜から断続的に雪が降り続ける中、10時からの第1部にはスケートファンや家族連れなど約500人が訪れ、2階や3階にも立ち見客があふれた。SPではショパンの「ノクターン」などをバックに各自が演技を行ったほか、昨年末に話題となった「恋ダンス」とスケーティングを組み合わせたエキシビションもあり、華麗な技の数々に観客から大きな歓声や拍手が起こった。

 ショーでは、同部OBで福井大(文京3)准教授の生駒俊英さんがMCを務め「フィギュアスケートには初級から8級までのクラスがある。7級というのは羽生結弦選手らと同じ級数で、表現力あるトップスケーターたちのイベントとなった」と解説。

 3人は「先輩の前で滑るのは緊張したが『みんなすばらしい演技だった』と声掛けしてもらえてほっとした」(澤井さん)、「試合のように点数に縛られることなく、のびのびと技を披露できた」(湯浅さん)、「オープンな空間で雪景色を見ながら楽しく滑ることができた」(安原さん)などと振り返った。

 同リンク営業は、同19日まで。

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