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福井・鯖江で「久里洋二のアニメーション王国さばえ」展 立体作品や初期の漫画も

展示作品より「ひょっこりひょうたん島」

展示作品より「ひょっこりひょうたん島」

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 鯖江市の「まなべの館」(鯖江市長泉寺町1、TEL 0778-51-5999)で8月21日から、「久里洋二のアニメーション王国さばえ」が開かれる。

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 久里さんは1928(昭和3)年同市生まれのアニメーション作家。1958(昭和33)年の「第4回文藝春秋漫画賞」受賞、「久里実験漫画工房」設立などを機に本格的な作家活動に入った。真鍋博さん・柳原良平さんとの「アニメーション三人の会」で日本のアートアニメ界をけん引したほか、イラスト、洋画など幅広い分野で活躍し国内外での発表歴も多い。

 同館リニューアル5周年と、同館名誉館長でもある久里さんの米寿を記念し企画された同展。学芸員の井上裕子さんは「当館で久里さんの展覧会を開くのは5年ぶり。鯖江といえばメガネが有名だが、日本のアニメの先駆者を送り出した地であることもアピールしようと、『アニメーション王国さばえ』をタイトルにした」と話す。

 日本テレビ「11PM」、NHK「ひょっこりひょうたん島」「みんなのうた」などのアニメ作品をメーンに、漫画、アクリル画、立体作品など約200点の展示を予定する。「初期の漫画はこれまであまり表に出ていないのでは。作品を見て、ペン画の線の美しさにほれぼれした」と井上さん。約60年にわたる業績を体系的に鑑賞できるよう、展示プランを立案したという。

 関連イベントとして9月13日14時30分から、シンポジウム「アニメーション王国さばえ」、同日18時30分から、「ナイトシアター+ナイトミュージアム」を行う。シンポジウムでは久里さんのほか、牧野百男鯖江市長や地元の高校生などが登壇し、漫画やアニメでの地域起こしについて話し合うという。また、同市内にある「琥八」「Yamahatsu」「吉川製パン所」「ヨーロッパンキムラヤ」で、同展にちなんだパンやスイーツの限定販売を予定する。

 「政府のクールジャパン戦略を背景に、日本のアニメを海外展開する動きが盛んになってきた。久里さんも『アニメは言葉を必要としない国際語』と語ったことがあり、アニメが世界の共通語になっているのを実感している」と井上さん。一般参加型ワークショップの制作作品を上映するナイトシアター企画を引き合いに、「鯖江でもアニメフェスティバルを定着させたい」と意欲を見せる。

 開催時間は9時~17時。月曜休館(最終日は開館)。入館料は、高校生以上=200円、小中学生=50円。9月21日まで。

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